前回、シンガポールの学生ビザを取れない・許可されない例として「配偶者・親がシンガポールで働いている」を書きました。
シンガポールの学生ビザは日本人なら年齢や学歴を問わずほぼ100%の方が許可されますが、ごくまれに一部の条件に当てはまる方は許可されないケースがあります。
その第二弾として「直近のシンガポール出入国の回数や滞在日数が多すぎる」ことを理由に学生ビザが許可されないケースを説明します。
直近のシンガポール滞在日数が多すぎるケースとは?
「婚約者がシンガポールで働いているから…」といった理由で頻繁に日本・シンガポールを往復している…といった方が該当します。
例えば、
日本→シンガポールに3週間滞在→週末にプーケットへ2泊3日→シンガポールに4週間滞在→日本帰国 2週間後→シンガポール4週間滞在(この間に学生ビザ申請)
といった出入国履歴があると、シンガポールの出入国管理官には「怪しい人物」と思われがちです。直近の数ヶ月間、シンガポールに滞在していた日数が最も多いからです。
東京23区ほどの狭いシンガポールに観光目的でこれだけ長くいる必要はない、他に何か理由があるのではないか? 不法就労など違法行為をしているのでは?という疑いの目で見られがちです。
学生ビザを申請する理由も学ぶ目的ではなくシンガポールに滞在したい別の理由があるのでは?と考えます。
そのため学生ビザが許可されない可能性が一気に高まります。
ビザなしで出入国を続ける危険性
学生ビザが取れないだけでなくこの状況を続けることでビザなしの入国さえも厳しくなる可能性も高まります。
特に近年はテロ対策に力を入れているためシンガポールの入国審査が全体的に厳しくなりました。
以前なら日本人のシンガポール入国はとても簡単でした。
そのため「シンガポールの入国は簡単」という人もいますがここ最近は必ずしもそうではなくなってきています。
少しでも怪しいと思われると別室に連れていかれるケースも急増、最悪、入国拒否も起きています。
「シンガポール 入国拒否」でググってみるとそうした実例も見つかります。
早めにお問い合わせください
このような「直近のシンガポール滞在日数が多すぎる」という状態になる前にお早めに弊社にお問い合わせください。
出入国を繰り返せば繰り返すほどシンガポール政府の心象は悪くなる一方です。
また、このような状態になってからでも「婚約者がいる」といった正当な理由があれば、通常より時間はかかりますが、学生ビザが許可される可能性は残されています。
ご相談の際は、「出入国が多くなった理由」、「直近1年間のシンガポール出入国記録」、「直近の入国時に何か質問された場合はその質問内容と答え」を全てお知らせください。
但し、前回書いた「配偶者・親がシンガポールで働いている」に該当する方は除きます。
他の事例も参考にしてください
別の事例も紹介しています。こちらも参考にしてください。
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