世界テロ指数に見るシンガポールの安全性(2016年版)

海外に出かける時に心配なのがテロ、国別のテロ影響度を数値にした指標が「世界テロ指数(Global Terrorism Index)」。

過去にその国で起きたテロ事件(テロ事件の数・犠牲者数等)を参考に数値化したもので、オーストラリアのシンクタンク「Institute for Economics and Peace」が毎年発表しています。

2016年11月に発表された最新のデータから、主要な語学留学先の国、東南アジア主要国、日本の順位を抜粋しました。元データ(PDF)

世界テロ指数(Global Terrorism Index)2016

国名のリンク先は外務省海外安全情報の各国ページです。

国名 2016年 2015年
フィリピン 12位 11位
タイ 15位 10位
イギリス 34位 28位
アメリカ 36位 35位
インドネシア 38位 33位
オーストラリア 59位 59位
マレーシア 61位 49位
カナダ 66位 72位
日本 67位 124位(最低順位)
ニュージーランド 112位 98位
カンボジア 122位 113位
ベトナム 130位(最低順位) 124位(最低順位)
シンガポール 130位(最低順位) 124位(最低順位)
 国名 2016年 2015年

 

順位が高いほどテロ影響度が高い国、順位が低いほどテロ影響度が低い国です。

フィリピン・タイの東南アジア2ヶ国が相当な上位(テロ影響度が高い)に入っています。フィリピンは先日ボホール島での銃撃戦(ニュース記事)が報道されたイスラムテロ組織アブサヤフ(ウィキペディア)による主にフィリピン南部で起きているテロ、タイは深南部のイスラムテロ組織によるテロや観光客が多いバンコク・ホアヒンでも爆弾テロ(ウィキペディア)が発生しています。

シンガポールは2年連続最低順位、あくまでも過去の統計ですが、語学留学先として安全面を重視するのなら、シンガポールは最もお勧めできる国と言えるでしょう。

これはここ何年間もシンガポールではテロ事件が起きていないことを表しています。シンガポールで最後に起きたテロ事件は1991年のシンガポール航空ハイジャック事件。犯人は仲間の釈放を要求していた4人組のパキスタン人でしたが、シンガポール軍が突入して全員射殺、乗員乗客は全員無事救出されました。

シンガポールは最低順位を記録していますが、フィリピン・タイ・インドネシア・マレーシアといった実際にテロが起きている国に囲まれ、シンガポール政府は「いつテロが起きてもおかしくない」という強い危機感を持ちテロ対策に力を入れています。

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