ビジネス現場で必要な英語能力とは? 会話能力は本当に大切?

先日、パソナのホームページで、ビジネス現場での英語使用状況に関するアンケート結果が公開されました。
日本のパソナに来社した転職希望者643名へのアンケート結果です。

日本では、英語といえば、「英会話」 「英会話が苦手」 「英語がしゃべれない」 「英語ペラペラ」 という声ばかり、なぜ会話ばかりに目が行くのか、かなり違和感を持っていました。

実際のビジネス現場で使う機会が多いのは「会話」でしょうか?
もちろん、仕事内容により違いがあり、一概には言えませんが、アンケートではこのような結果が出ています。

職場での英語使用状況

職場での英語使用状況

約3分の1の方が「英語を使用している」と答えています。

それでは、その3分の1の方は、どのようなビジネスシーンで英語を使っているのでしょうか? その結果が以下です。

英語を使用するビジネスシーン

英語を使用するビジネスシーン

84%とほとんどの方が英語を使うと答えているのは「メール」です。すなわち、「読む」「書く」です。

日本で日本語のみで仕事をしている方も、業務で「メール」を使う機会はかなり多いのではないでしょうか?

ましてや英語での業務になると、間違いを避けたり、海外とのメールの場合は時差を気にしなくても良いというメリットがメールにはあります。

次が「翻訳や文書作成」で、60%近くの方が英語を使うと答えています。これも「読む」「書く」能力です。

その次が「社内の打ち合わせ」、外国人の同僚との会話です。約4割の方が英語を使うと答えています。

普段から顔を合わせていて、仕事の共通項も多い同僚との会話は、お客さんや取引先との会話に比べ、ブロークンな英語でも意思の疎通は楽になります。

中学で学ぶ基礎的な英語表現(Would you~, Could you~, May I~, Can you~, You must~ など)+ボキャブラリー(単語・熟語)で、かなりのことができてしまいます。

そして一番最後が「商談」、約4分の1の方が英語を使うと答えています。ようやく会話が出てきました。

日本国内で働いている方へのアンケートの為、英語で商談をする機会が少ない可能性もありますが、現状、日本国内で英語を使う仕事の多くは、「読む」 「書く」ことで占められ、「会話」の機会は、それらに比べて多くはないと言えるでしょう。

読む・書くが大切です「読む」「書く」ならなんとかなる・・・という方も少なくないと思いますが、仕事で使う英語です。辞書を使って1つのメールの返信に何時間もかけていたら、もちろん仕事にはなりません。

日本語でのメール返信とさほど変わらないスピードで、読んで書けることが重要です。
仕事で「読む」「書く」が大切だ・・・という話は「英語で苦手なのは本当に「話すこと」だけ? 読むこと・書くことは?」にも以前書きました。
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