TOEIC対策は英検2級合格後をオススメ
TOEICスコア600点未満の初中級者の皆さん、TOEICスコアを伸ばしたいという熱意は素晴らしいものです。しかし、より効率で確実に英語力を伸ばし、目標スコアを達成するには、まずは「英検2級」合格を目指すことをお勧めします。
英語という大工事の土台となる基礎力を固めることがその後のTOEICスコアアップの鍵となります。
英検2級合格を最初の目指すべき5つの理由
TOEIC 600点未満の方にとって英検2級合格が大切な理由を説明します。
1. 総合的な基礎力の確認
英検2級は高校で学ぶ英語の「総合的な基礎」を理解しているかを測るレベルです。この基礎固めは応用問題への取り組みに不可欠です。
TOEIC挑戦へのメリット:TOEICの文法・語彙問題を解くスピードと正確性が向上します。
2. 4技能のバランス良い育成
英検2級は「リーディング」「リスニング」「スピーキング」「ライティング」の4技能試験であり総合的な英語力を測定できます。
TOEIC挑戦へのメリット:TOEICでは測れない「発信力」を鍛えることで英語力の底上げが図れます。
3. 実力に合った段階的な学習
英検は級に応じた難易度の問題が出題されるため現在の実力を正確に測り着実にステップアップできます。
TOEIC挑戦へのメリット:実力に見合った目標設定が可能になり、学習のモチベーションを維持しやすくなります。
4. 発信力の強化
TOEIC L&R(リスニング・リーディング)では、発信力(スピーキング・ライティング)の実力を測定できません。英検2級対策でアウトプット能力を補強できます。
TOEIC挑戦へのメリット:英語を「使う力」が向上し、結果的にTOEICのリスニング・リーディングへの理解度も深まります。
5. 挫折の防止と自信の獲得
TOEICは初心者から上級者まで同一問題が出題されるため、初中級者には実力以上の難しい問題が多く、勘に頼った回答になりがちです。これにより自信を失うリスクがあります。
TOEIC挑戦へのメリット:英検2級に合格することで「基礎はできた」という大きな自信を得て、TOEICの学習にスムーズに移行できます。
英検2級合格者は、TOEICで高得点を比較的簡単に狙える!
英検2級に合格し、しっかりとした基礎力を築いた方はTOEICに特化した試験対策に移行するだけで比較的容易に高得点を期待できます。
1 語彙:TOEIC特有の語彙の追加でOK
英検2級合格レベルの語彙力があればTOEICで出題される「ビジネスの現場でよく使われる語彙」を集中的に追加学習するだけで、語彙対策がほぼ完了します。ゼロから一般的な基礎語彙を覚える必要がありません。
2 過去問・模試による時間感覚の訓練
TOEIC試験問題の最大の特徴は「問題数の多さ(2時間で200問)」と「試験時間の長さ」です。英検2級合格者はすでに基礎力があるため、過去問や公式問題集を実際の試験時間に合わせて解く訓練を繰り返すことで以下のスキルを効率的に習得できます。
・長い集中力を持続させる能力
・各パートを素早く、テンポよく解答する時間配分の感覚
・リーディングセクションの長文への対応力
基礎が完成しているからこそ、あとは「TOEIC慣れ」するだけで高得点が見えてきます。以下の表から英検2級は目標とするTOEIC 600点に到達するための現実的かつ必須の通過点であることがわかります。
英検級別のTOEICスコア目安(L&R)
| 英検の級 | TOEIC L&R スコアの目安 |
| 1級 | 945点〜 |
| 準1級 | 785点〜 |
| 2級 | 550点〜775点 |
| 準2級 | 225点〜 |
| 3級 | 120点〜 |
一部の英語関係者の「TOEIC優先論」に対する疑問
残念ながら英語教育の現場や英語系インフルエンサーの中には初中級者(TOEIC 600点未満)に対しても「まずはTOEIC」と勧める声がありますが、そのような推奨が必ずしも学習者一人ひとりの成長を最優先したものではない可能性があると考えています。
「TOEIC優先論」が学習者に寄り添っていない理由
基礎力の無視
英語の基礎が固まっていない状態で、いきなりスピード解答・ビジネス表現が中心のTOEICに挑むことは、マラソンに例えるなら、準備運動なしでゴールだけを目指す行為です。実力と問題の難易度に大きな乖離があるため、スコアが伸び悩み、挫折につながりやすいにも関わらず、その難しさを軽視しているように見受けられます。
TOEIC高得点達成への道の土台となるのは「高校卒業レベルの基礎文法」、すなわち英検2級レベルです。
まずは英検2級で英語の「骨組み・土台」を完成させること。TOEIC特有のスピード勝負の土俵に上がるのは、その基礎工事を終えてからで十分間に合います。むしろそれが最短ルートです。
発信力の軽視
英語を「使える」ようになるには、スピーキングとライティング(発信力)の訓練が不可欠です。しかし、TOEIC L&Rはリーディングとリスニングのみを測る試験であり、発信力育成を後回しにすることは、総合的な英語力の成長を妨げます。これは、「コミュニケーション能力」という本質を見失っている可能性があります。
真の推奨理由は「対策のしやすさ」ではないか?
一部の英語関係者がTOEICを優先的に勧める背景には、「TOEICは指導しやすい」という点があるのかもしれません。
TOEICは試験形式が定型化されており、過去の傾向から対策ノウハウを確立しやすく、短期間でスコアアップという「結果」を出しやすい傾向があります。
・ 英検:4技能(特にライティング・スピーキング)の指導は添削や個別指導の手間がかかります。
・ TOEIC:L&Rはマークシート形式であり、リスニングとリーディングに特化すれば、大人数にノウハウ集やテクニックを教えやすく、ビジネスとして効率的です。
しかし、これは指導側の都合であり、学習者が本当に基礎から総合的な英語力を身につける道筋を無視していると言わざるを得ません。初中級者は、点数アップのテクニックよりも、まずは英検2級で示されるような「総合的な英語の土台」を築くことを優先すべきです。
英検2級は「学ぶ」から「使う」への分岐点
英検2級合格は、いわば「英語の運転免許証」を取得した状態です。教習所(机上の学習)での講習はここで終了です。
この段階に達したらそろそろ英語教材からの卒業の時期です。単語帳やドリルといった「画一的な学習」のみを続けるべきではありません。それではいつまで経っても「ペーパードライバー」のままです。
必要なのは新たな知識のインプットではなく、持っている知識を公道(実社会)で使うアウトプット訓練です。ここを見誤り、座学を続けてしまうと、多くの方が中級レベルで伸び悩みます。
英検2級合格後の目標の1つにTOEICを据えるのは悪くありませんが、それだけではいつまでたっても「英語の学習」から抜け出すことができません。必要なことは自分が英語を必要とする場に沿った目標設定、実践的な学習です。
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