シンガポールで留学・ワーホリ生活を始めて気づくのは日の出の時間が遅いこと。6時台は真っ暗で7時前後にようやく明るくなります。

しかし不思議なのはシンガポールと同じ経度のタイやベトナムは日本マイナス2時間、シンガポールより東にある台湾やフィリピンと同じ時間帯(日本マイナス1時間)です。

なぜなのでしょうか? 実はシンガポールの標準時は過去に何度か変更されています。そこにはイギリスや日本、マレーシアに左右された歴史がありました。

シンガポール標準時の推移

1982年1月1日 〜 現在日本-1時間
1945年9月12日〜 1981年12月31日日本-1時間半
1942年2月16日 〜 1945年9月11日日本±0時間
1941年9月1日 〜 1942年2月15日日本-1時間半
1936年1月1日 〜 1941年8月31日日本ー1時間40分
1905年6月1日 〜 1935年12月31日日本-2時間

1942年2月16日 〜 1945年9月11日 ±0時間

第二次世界大戦中の1942年2月15日、イギリス植民地だったシンガポールは日本軍の攻撃で陥落しました。日本の植民地になったシンガポールは標準時も日本に合わせることになり日本・シンガポールに時差は無くなりました。

1945年9月12日〜 1981年12月31日 ー1時間半

1945年9月12日、日本軍はシンガポールのシティホール(現ナショナルギャラリー)で降伏文書に調印しました。この日を持って3年半の日本占領時代が正式に終わり、日本に合わせていた標準時も占領前の時間に戻され再び日本との時差は-1時間半になりました。

1982年1月1日 〜 現在 ー1時間

当時、隣国のマレーシアは西マレーシア(マレー半島 日本-1時間半)・東マレーシア(ボルネオ島 日本-1時間)で30分の時差がありました。国内に2つの時間帯があるのは不便なためマレーシアは東マレーシアの時間帯(日本ー1時間)に統一することを発表しました。

そこで問題が生じたのがシンガポール、わずか1キロの橋(土手堤)で結ばれているシンガポールとマレーシア・ジョホールバルは当時から人・モノの移動の大動脈、そこに30分の時差が発生してしまうのはとても不便です。

そのためシンガポールもマレーシアの変更にあわせることになり、現在の日本-1時間の時差になりました。参考資料:当時のシンガポール政府プレスリリース

本来なら日本-2時間の位置にあるシンガポールが日本-1時間である理由は、国内に2つの時間帯を持つマレーシアが日本-1時間の位置にある東マレーシア(ボルネオ島)の標準時に統一したからです。

シンガポールの時差が日本-1時間の理由は「同じ金融ハブとしてライバルの香港にあわせるため」という話を聞くこともありますが「香港にあわせたのではなくマレーシアにあわせた」のが事実です。

参照:Wikipedia Singapore Time

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