昨日、世田谷区でデング熱発症者が蚊に刺された・・・というニュースが流れました。
海外から帰国後、デング熱を発症していたそうです。
【デング熱発症者 蚊に刺される】東京・世田谷区で、デング熱発症患者が蚊に刺されたことが判明。同区内では午後から薬剤を散布し、蚊の駆除作業を行っている。 https://t.co/86AiA1Ro4R
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) June 22, 2017
デング熱と言えば、2014年、東京・代々木公園を中心に100名を超える患者が発生したニュースを覚えている方も多いと思います。
熱帯のシンガポールではデング熱は珍しくない病気、政府はデング熱対策のため、ボウフラを発生させたら罰金!という厳しい法律があることは有名です。
日本ではまだなじみの薄い病気なので、シンガポール留学を希望される方からは、デング熱を心配する質問も時々頂きます。
そこで、シンガポールの1年間のデング熱患者数を調べ、その数値を日本の1年間のインフルエンザ患者数と比較してみました。シンガポールのデータは過去最悪だった2013年の流行時の数字です。
シンガポール (2013年) |
日本 |
デング熱 | インフルエンザ |
患者数 2万2318人 |
患者数 1601万人 |
人口 539万9000人 |
人口 1億2674万人 |
感染率 0.41% |
感染率 12.6% |
最後の感染率を比較すれば一目瞭然。
シンガポールでデング熱に感染する確率は、日本でインフルエンザに感染する確率に比べ、はるかに低いことがわかります。
デング熱は「まれに重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症することがあり、早期に適切な治療が行われなければ死に至ることがあります」(デング熱について-厚生労働省)という病気です。
2016年、シンガポールではデング熱で9名の方が命を落としました。(2016年のデング熱による対人口比死亡率は0.00016%)
そのうち7名が60才以上の高齢者、既往症があると重症化しやすいと言われています。
このように数値的にはそれほど過敏になる必要はないと思いますが、蚊が発生しやすい場所(夕方以降の公園など)に出かける時は、蚊よけスプレーを用意することをお勧めします。
蚊に刺されてもデング熱に感染する可能性はかなり低いですが、蚊に刺されるのは嫌なものですから。
データ参照元:
シンガポールのデング熱患者数・死亡者数 2013年 2013 dengue outbreak in Singapore
日本のインフルエンザ患者数 2015/16年 平成28年度 今冬のインフルエンザ総合対策について
シンガポールの人口 2013年 SINGAPORE DEPARTMENT OF STATISTICS
日本の人口 2017年6月 統計局ホームページ/人口推移
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