ラルクアンシエル・ワールドツアー@シンガポール

ラルクアンシエル、海外ではX JAPANと並んで知名度・人気がある日本のバンドです。
20周年を記念したワールドツアーの一環として、ここシンガポールに初めてやってきました。

ラルクアンシエルは私が日本を離れてから流行ったバンドなので曲はほとんど知りませんが、ご招待して頂いたので見に行ってきました。

コンサート会場は別名シンガポールの武道館と個人的に呼んでいる「シンガポール・インドア・スタジアム」。シンガポール最大の屋内競技施設で最大収容人数は1万2000人。丹下健三氏が設計、富士山型の屋根の形が特徴的なデザインです。

人気アーティストのコンサートはほぼ全てここで行われ、ローリングストーンズ・イーグルス・エルトンジョン・エリッククラプトンというビッグアーティストがコンサートを行ってきました。最近では昨年12月に2日間のコンサートを行いチケットが即完売した少女時代、来月末にはレディガガもコンサート(3日間)を行う予定です。

日本のアーティストもコンサートを行っており、チャゲ&飛鳥が2度のコンサートツアーで計3回(SAY YESが流行った頃)、喜多郎、小田和正、安全地帯が単独でコンサートを開催しています。

そんな由緒ある会場でラルクアンシエルが初コンサートを開きました。

当日、コンサートは午後8時開演、MRTサークルラインに乗り、最寄のスタジアム駅下車。まずは駅近くのショッピングセンターLeisure Park Kallangで腹ごしらえ。ショッピングセンターの中はこれからロックコンサートに行きますという格好をしたシンガポール人の若者がたくさん。待ちに待ったラルクに会えるのを前に皆とても楽しそうです。

そんな光景を見ているとバンドブーム真っ盛りだった高校・大学の頃、お気に入りのアーティストのコンサートに出かける前のワクワクした気持ちが蘇ってきて、彼らの気持ちと同期した気分になってきました。

そして会場のインドアスタジアムへ。会場周辺は人が溢れ、グッズ売り場には長蛇の列。買ったばかりのツアーTシャツを着ている人たち、ゴスロリのドレスに身を包んだ女の子、既に開催されたバンコク公演のツアーTシャツを着込んだタイから来たグループ、いかにもバンドやってますというファッションの男の子・・・ 20才前後から20代が中心でしょうか?

会場の客入りはアリーナ席は満席。スタンド席は半分弱程度。やはりシンガポールインドアスタジアムは彼らにはちょっと広すぎたのでしょう。シンガポールで公演を行っているAKB48同様、日本のアーティストは一部の熱狂的なファンに支えられている部分が強く、広く人気のあるKPOP勢とは対照的。しかし観客のほとんどは地元の人たち、日本人はちらほらしかいません。シンガポールで過去にプロモーションらしいこともせず、決して広く知名度があるわけではない彼らがこれだけ集められるのはたいしたものだと思いました。

午後8時の予定時刻から少し遅れ、何のアナウンスもなくいきなり客電が落とされ、コンサートがスタート。メンバーが登場すると女の子達の悲鳴は最高潮に達し、アリーナはペンライトの光で埋められました。数曲後、HydeのMC。「シンガポールスリングを飲んだけれど、とても強かった」という話。更に数曲後、今度は他のメンバーのMC。ムスタファセンター(リトルインディアにあるシンガポール版ドンキホーテのような店)でお土産を買ったという話で、マーライオンの置物をムスタファセンターの袋から次々に取り出し会場の笑いを誘いました。

本編が終了して、アンコール待ちの時間、なかなか掛け声が揃わなかったのが、そのうち日本語で「もう1回」のコールが。そしてバラード曲「あなた」の歌詞がローマ字でスクリーンに映し出されると会場全体が大合唱に。日本語の歌をシンガポールの人たちが歌う、日本人としてとても嬉しい瞬間でした。

最後の曲「虹」が終わり、客電が灯り、シンガポール人ファンにとって待ちに待ったこの日のコンサートは終了しました。私自身と言えば、ラルクアンシエルの曲自体はあまり知りませんでしたが、日本に住んでいた時以来の日本のロックバンドのコンサートに、なんともいえない良い気分に浸りながら家路につきました。

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