最近、大学生からインターンシップをしたいというお問い合わせを頂くことが増えています。インターンシップと言えども、外国で働くことになるので、外国人である日本の大学生が働くには、インターンシップをすることが認められているビザを取得する必要があります。
シンガポールの場合、以下の2つのビザでインターンシップをすることが認められています。
ワークホリデーパス
私達もお手伝いさせて頂いている通称ワーホリビザです。6ヶ月間有効、延長は出来ません。有効期間中であれば自由に働くことが可能です(フリーランスは不可。法人に雇用されて働く。免許や登録が必要な職業は別途手続きが必要)。
シンガポールらしいのは、その申請基準。日本・オーストラリア・フランス・ドイツ・香港・ニュージーランド・イギリス・アメリカの全日制四大の学部在学または卒業生で17才以上・30才未満の方が申請出来ます。
他国のワーホリビザ同様、ビザ申請前にインターンシップ先を決める必要はなく、また滞在中に必ずしもインターンシップやアルバイトをする必要もありません。働くことも可能な長期滞在ビザという位置づけです。
私達がお手伝いしている大学生は1年休学されている方が多く、その場合、最初の半年は学生ビザで語学学校に通学、残りの半年はワーホリビザに切り替えて、引き続き語学学校に通いながらアルバイト やインターンシップをする・・・という方が多いです。
トレーニングエンプロイメントパス
事前にインターンシップ先が決まっていることが条件であり、ビザの申請はインターンシップ先の企業が行います。大学生の申請条件は、インターンシップが大学の授業の一環として行われていること。その為、申請時にそれを証明する大学からのレターが必要です。最大12ヶ月有効、延長は原則出来ません。このトレーニングエンプロイメントパスは、社員を日本の本社からシンガポールの子会社に数ヶ月から1年間の研修に出す際にも使われていて、私達も英語+海外子会社研修といった形で、海外研修のお手伝いもさせて頂いています。
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なおシンガポールにも日本同様、大学生対象のインターンシップはありますが、多くの場合、言葉の問題や採用に直結しにくいといった理由で日本人の学生は対象として考えられていません。その為、日本のように企業がインターンシッププログラムを用意して、それに応募すれば良いというものではないことは心して頂きたいです。
実際にシンガポールでインターンシップを探す際は、私達も相談にのったり、探し方のアドバイスを差し上げていますが、最も大切なことはなぜインターンシップをしたいのか、明確な目標や希望を持つことです。特に希望は無いので何かありませんか?という姿勢ではシンガポールでのインターンシップは難しいと思ってください。
個人的にはインターンシップにこだわらず、例えばワーホリビザを取得して飲食店でのアルバイトでも良いと思います。日本でも出来るから・・・と言って敬遠する方もいますが、シンガポールでの接客業の現場は、様々な国・民族・言葉・宗教のお客様と日々接する最前線です。グローバル社会の入門編として、学ぶことが多いアルバイトだと思います。
※具体的なお問い合わせは弊社ワーホリ支援サイトのお問い合わせフォームをご利用ください。
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