シンガポール在住日本人がSNSで発信する「シンガポールは物価が高い」という言葉。シンガポールでの英語留学やワーキングホリデーを検討されている皆さんにとって実際に住んでいる人の声は非常に重く響くはずです。
しかし、その「高い」という感覚の裏側には留学・ワーホリ生活とは異なる「社会人のライフスタイル」という背景が隠れています。なぜ在住日本人がそう感じてしまうのか、その理由を紐解いてみましょう。
シンガポール在住の大人の日本人目線では「こんな生活は現実的ではない」と思われる方もいらっしゃると思いますが「自分が大学生だったら」の視点で見ていただきたいと思います。

発信者の多くは「駐在員ファミリー」である
シンガポールに住む日本人の多くは日本の企業から派遣された駐在員とその家族です。日本では高学歴のエリート社員として働き生活していた層がボリュームゾーンです。また世界的な超大手の外資系企業で働く日本人も少なくありません。
日本でも「大学生」と「社会人のファミリー層」では、お金の使い方が全く違うのは当然のことです。社会人になれば、付き合いで利用するレストランのランクが上がり、家族の健康を考えて選ぶ食材の基準も変わります。この「生活ステージの違い」が、物価の感じ方に大きく影響しています。
「日本クオリティ」を維持するためのコスト
在住日本人の多くはシンガポールでも日本と同じような食生活を維持しようとします。
日系スーパーでの買い物:
日本からの輸入品(野菜、肉、加工食品、調味料など)は輸送費や廃棄ロス(賞味期限が短くなる・返品できない)が上乗せされるため日本で買うよりも確実に高くなります。
高級志向のレストラン:
シンガポールのレストランは高級になればなるほど日本よりも価格の上がり幅が大きくなる傾向があります。日本では普通レベルの和食店でもシンガポールでは高級レストラン並みの高額なメニューになることは珍しくありません。
今まで日本で当たり前に享受していた「安くて高品質なサービスや食材」をシンガポールという異国の地で同じレベルで求めようとするため、日本との価格差に敏感になり「物価が高い」という結論に至りやすいのです。
学生の基準は「安さ重視」のローカル生活
一方で、日本の大学生やワーホリ世代の生活を想像してみてください。日本でにいる時から毎日レストランに頻繁に出かけたり、デパ地下で全ての食材を揃えたりすることは稀ではないでしょうか。
多くの学生は安くてコスパの良いお店を選んで生活しているはずです。シンガポールでその役割を果たすのが「ホーカーセンター(屋台街)やフードコート」です。
ホーカーセンターは$5前後(600円前後)が一般的、フードコートはもう少し高くなりますが、大学生が日ごろ食べている学食ともそれほど大きな差はありません。
これらを賢く利用すれば東京での一人暮らしや学生生活と比べて食費が極端に跳ね上がることはありません。またワーホリなら飲食店で働くことで「賄い」という生活費削減の大きな魅力もあります。
円安の影響は否定できません
かつてない急減な円安の今、シンガポールに限らず海外、特に先進諸国にでかけると日本に比べてどうしても高いという印象を受けてしまうのは否定できません。
シンガポールドルの場合、2021年初め頃までは1シンガポールドルはほぼ80円前後で推移してきました。しかし今(2026年1月現在)は1シンガポールドル120円、1.5倍の円安です。もし今も1シンガポールドル80円だったら…物価の印象は大きく変わります。
例えば$5のチキンライス、今のレートなら600円ですが5年前なら400円です。シンガポールも物価は上がっているので5年前は更に安く購入できました。
シンガポールの物価が高い、海外の物価が高いというよりも円安の影響で日本の物価が安い、というのが正しいのだと思います。
まとめ:お金の使い方が違えば見える景色も違う
「シンガポールの物価は高い」という言葉は嘘ではありません。しかしそれは「社会人が日本と同じ、あるいはそれ以上の生活水準を求めた場合に顕著になる」という条件付きのものです。
留学やワーホリで訪れる皆さんは社会人ファミリーとはお金の使い方がそもそも異なります。普段の生活はホーカーセンターや地元スーパーをフル活用、たまの贅沢は和食レストランに行く…
このようにメリハリをつけた生活を送ればシンガポールの物価は決して恐れるほどのものではありません。東京での一人暮らしと変わらないコストで抑えることが可能です。
SNSの情報が「誰の視点」で語られているのかを見極めることが正しい現地感覚を持つための第一歩です。
関連記事 - 物価関連
あなたもシンガポール留学・ワーホリに挑戦!
- 英語留学/ワーホリ&インターン/海外研修サポート
-
・長期留学@シンガポール(2ヶ月以上)
・短期留学@シンガポール(1~4週間)
・ワーキングホリデー@シンガポール(6ヶ月まで)
--------------------------------------------
シンガポールへの英語留学・ワーホリをサポートする日本人専門の現地留学エージェントです。シンガポール在住歴の長い日本人スタッフが皆さんのシンガポール留学・ワーホリをお手伝いさせて頂きます。詳しくは上記のホームページをご覧ください。







