2012年1月からの就労パス制度を解説

2012年1月からシンガポールの就労パスの審査基準が過去にない規模で引き上げられます。

今回の変更、最大の特徴は、今まで一律であった就労パスの最低給与額が、出身大学や経験年数によって異なることです。

最低給与の変更

2011年12月迄の申請 2012年1月以降の申請
EP-P1 $8000.00 $8000.00
EP-P2 $4000.00 $4500.00
EP-Q1 $2800.00 $3000.00
S Pass $2000.00 $2000.00

表ではEPの最低給与(Q1)は、$2800から$3000の$200アップのみです。
しかし、この$3000が適用されるのは、あくまでも一部の大学を卒業した新卒及び経験数年程度の申請者(Young graduates from good institutions)のみ、他大学卒または経験を持つ申請者は$3500-$4000程度が最低給与になります。

この新制度は、現パス保持者も更新時に適用されます。

・現パスの有効期限が2011年12月31日迄の方
1回のみ2011年6月までの旧制度(Q1最低給与 $2500)で最大2年間まで更新申請可能

・現パスの有効期限が2012年1月1日から2012年6月30日迄の方
1回のみ2011年12月までの現制度(Q1最低給与 $2800)で最大1年間まで更新申請可能

・現パスの有効期限が2012年7月1日以降の方
新制度(Q1最低給与$3000~)を適用

EP取得に必要な最低給与を知る方法

就労パスの担当官庁であるMinistry of Manpowerは、給与・学歴・年齢・経験年数等を入力するとEP取得の可否を予想できるオンライン診断ツールを用意しています。シンガポールでの就職を目指している方は、 予めこのツールを使い必要な最低給与を把握しておくことをお勧めします。

オンライン診断ツール Self-Assessment Tool

当記事はMinistry of Manpowerのプレスリリースを参考に作成しています。

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