シンガポール、2つの国際学力調査で全科目1位達成

世界各国の子供たちの学力を比較する全世界統一の学力調査テストがあります。
1つはPISA、もう1つはTIMSS。※リンク先はウィキペディアによる説明

PISAの調査対象は15才の読解・数学・科学。
TIMSSは小4・中2の数学(数学)・科学です。

このすべてにおいて、シンガポールが世界1位を獲得するという快挙を成し遂げました。

以下が科目・学年別のトップ10の国・地域です。元データ:PISA TIMSS

PISA
読解
PISA
数学
PISA
科学
TIMSS
小4数学
TIMSS
小4科学
TIMSS
中2数学
TIMSS
中2科学
1位 シンガポール シンガポール シンガポール シンガポール シンガポール シンガポール シンガポール
2位 香港 香港 日本 香港 韓国 韓国 日本
3位 カナダ マカオ エストニア 韓国 日本 台湾 台湾
4位 フィンランド 台湾 台湾 台湾 ロシア 香港 韓国
5位 アイルランド 日本 フィンランド 日本 香港 日本 スロベニア
6位 エストニア 中国* マカオ 北アイルランド 台湾 ロシア 香港
7位 韓国 韓国 カナダ ロシア フィンランド カザフスタン ロシア
8位 日本 スイス ベトナム ノルウェイ カザフスタン カナダ イングランド
9位 ノルウェイ エストニア 香港 アイルランド ポーランド アイルランド カザフスタン
10位 ニュージーランド カナダ 中国* イングランド アメリカ イングランド アメリカ

*中国:北京市・上海市・江蘇省・広東省

問題の傾向が異なるのか、PISA・TIMSSで異なる結果(例えば韓国。PISA:低い TIMSS:高い)も出ていますが、その中でもシンガポールは全て1位というのは驚くべき結果です。

自ら考え問題を解決する能力を求められる時代

シンガポール政府教育省は、この結果に対して、

「従来の詰め込み学習重視から応用学習重視への移行が功を奏した」

「生徒たちは批判的な物事の考え方や未知の状況・問題に取り組むことができ、その意味でさまざまな分野でスキルを発揮できています。またコンピュータを使う環境にも慣れています」

と誇るべき結果を検証しています。 出典:Singapore students top global ranking in reading, maths and science(CNA)

日本はPISAの読解がやや低いものの、他は全てトップ5以内に入っています。
特にPISAの科学、TIMSSの中2科学は共にシンガポールに次いで世界2位。中学生の科学の成績が良いことがわかります。

PISA結果

シンガポールが成功要因として挙げた「応用学習」、単に知識として覚えるだけではなく、その知識を使い、未知の問題に対して、自ら考え、問題を解決する能力が求められる時代になっています。

また、いつでも、どこでも、インターネットに接続できる「 IoT」(Internet of Things)の時代、知識(情報)は膨大なインターネットを検索すれば簡単に入手することができます。

知識(情報)はインターネットで代用できる時代とも言えます。

しかしインターネットで得られる情報は玉石混交、膨大な情報の中から必要な正しい情報を取捨選択する能力(見極める力)も大切な時代です。

こうした力も、シンガポールが進めている知識を使い自ら考える「応用学習」を通して、批判的思考(Critical Thinking)を伸ばすことで得られると思います。

一方、日本政府もこうした状況に手をこまねいているわけではありません。

次期学習指導要領では、自ら考えるアクティブラーニング(課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び)の導入が予定されています。

文部科学省:新しい学習指導要領等が目指す姿:2.学習活動の示し方や「アクティブ・ラーニング」の意義等

こうした「考える力」のもとになるものが言語、すなわち第一言語・母国語です。日本人のほとんどは日本語がそれに該当すると思います。

第一言語・母国語を使い、しっかりと読んだり聞いたりする理解力、それを頭で考える思考力、自らの意見・考えを書いたり話したりする表現力を身に付ける、外国語を学ぶ以上に大切なことだと思います。

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