一抹の不安 シンガポールのワーキングホリデー制度の今後

追記:この記事に書いた「就労ビザ(EP・Sパス)の最低給与の引き上げ」が早速発表されました。今のところワーホリビザに関する変更等の発表はありません。

 

新型コロナウイルスによる経済低迷の影響でシンガポール国民の失業率も増加しています。昨日、「就労ビザ(EP・Sパス)の最低給与を引き上げる」との声明が人材省(Ministry of Manpower)から発表されました。

過去10年間、増える外国人への不満「外国人に職を奪われている」の声は一部の国民から挙がっており、就労ビザの申請基準は年々厳しくなっていましたが、新型コロナウイルスによる経済低迷はその声を更に大きなものにしています。

今後、留学後の現地就職は更に厳しくなるのは確実ですが、同時に「ワーキングホリデービザ」の扱いがどうなるかにも一抹の不安を感じています。実際、ワーキングホリデービザの申請基準が厳しくなったことが過去にあるからです。

ワーホリ申請基準、過去の変更

現在のシンガポールのワーキングホリデービザ申請基準は以下です。

  • 18才以上~25才以下
  • 日本/オーストラリア/フランス/ドイツ/香港/オランダ/ニュージーランド/スイス/イギリス/アメリカの大学に在学/卒業

就労ビザ基準の厳格化は2011年頃から、それに引きずられるように2012年12月から以下の基準に変更されました。

  • 18才以上~25才以下 *以前は18才以上~30才以下
  • 対象国の大学で主要な3つの世界大学ランキングのいずれかで200位以内の大学に在学/卒業

大学ランキングでワーホリビザの申請資格が決まるというシンガポールらしいやり方に日本でも一部で話題になりました。しかし対象大学が大きく限定されたことから、ワーホリビザを申請する数が大きく減ったのでしょう、2015年から大学に関しては元の基準に戻り、対象国の大学(全日制のみ)なら大学を問わず申請できるようになり、今に至っています。

*現在もシンガポールのワーホリは「旧帝大&早慶のみ」といった記載を見ることがありますが、これは2015年の基準再変更をアップデートしていない古い情報です。

就職に苦労するシンガポールの新卒

今回のコロナ不況でシンガポールの大学新卒の学生さんも就職にかなり苦労していることが報道されています。政府は新卒者の就業機会確保のため、企業は彼らを研修生として採用できるインターンシップ制度を急遽設けました。これは通常の新卒に比べ数割低い給料で研修生として最大9ヶ月間採用、給料の8割は政府が負担するという企業の採用ハードルが低い制度です。

インターン期間終了後はそのままその会社に正社員採用、または身に着けたスキルを生かして他社で正社員採用を実現することが政府の狙いです。

ワーホリ制度 今後の悲観的な予測

このように自国の新卒が就職先に苦労している中、外国人の大学生にインターンシップの機会を与えるワーホリ制度を今後も続けるのだろうか? 前例のある「世界大学ランキング200位以内の大学」に逆戻りするのではないか? 更に悲観的に考えるとワーホリ制度自体廃止してしまうのではないか? そんな不安がよぎります。

昨日発表された就労ビザ最低給与額の引き上げ計画は、今月・来月にも具体的な新基準が発表されると思います。その時にワーホリビザも何らかの変更があるのか? 発表を待ちたいと思います。

専門学校+インターンシッププログラム

万が一、ワーホリ制度の厳格化・廃止の場合、専門学校のインターンシップ付きプログラム(ビジネス/ホスピタリティ系)をご紹介できます。半年~1年の専門学校のコースを学んだ後、半年間のインターンシップを経験できます。専門学校のプログラムのためワーキングホリデービザは不要(別の就労ビザを取得)、学歴も不問(義務教育を終えていれば可)です。但し英語で専門分野を学ぶコースのため、英検2級~準1級程度の英語力が必要です。

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