語学学校選びの基準として「授業時間数(コマ数)」は学校選びの大切なチェックポイントです。「週20コマ」や「1日6コマ」という数字を見ると、たくさん勉強できそうだと思いがちですが、ここに特に初めて留学する方が間違いやすい落とし穴があります。
まず知っておくべき大切な事実は、語学学校の「1コマ(1レッスン)」の時間数には世界共通の決まりはなく、1コマの授業時間は各学校で独自に定めているということです。
この記事では語学学校の授業時間の仕組みと、学校選びで失敗しないための注意点を解説します。
語学学校の「1コマ」は1時間ではありません
日本の学校でも「1時限」が50分や90分であるように、語学学校の「1コマ」も60分とは限りません。学校が独自に設定している時間は1コマ45分または50分が主流です。
そのため学校の案内に「週30コマ」と書かれていても、実際の授業時間は「20時間」ではないことに注意が必要です。
【比較】1コマの長さで授業時間はこれだけ変わる
週20コマのコースの場合、学校が定めた1コマの長さによって、実際の授業時間は以下のように変わります。
・1コマ45分の学校:45分 × 20 = 900分(週15時間)
・1コマ50分の学校:50分 × 20 = 1,000分(週16.6時間)
・1コマ60分の学校:60分 × 20 = 1,200分(週20時間)
このように、同じ「20コマ」のコースでも1コマ45分の学校と1コマ60分の学校では週に5時間もの授業時間の差が生まれます。1ヶ月(4週間)に換算すると20時間分の差になるため、受講できる全体の授業ボリュームに大きな違いが出てきます。
比較検討時の注意ポイント
時間数・分数に換算して比較する
各学校で1コマの時間数は異なるため、学校を比較する際は、実際の「合計分数」や「合計時間」に換算して統一した基準で検討しましょう。
授業時間が長ければ良いわけではない
特にフィリピン留学などで人気の「1日6時間・8時間」という長時間授業は学習効果の面で注意が必要です。特にマンツーマンレッスンは、グループレッスンよりも集中力(脳の疲労)を必要とします。授業時間が長すぎると、その日に学んだ内容の復習や翌日の予習に取り組む体力や気力が残らず、ただ授業を聞き流すだけの「消化不良」に陥りやすくなります。そのため1日3-4時間程度までがおすすめです。
失敗しないためにすべきこと
語学学校を決定する前に以下のポイントを留学エージェントや語学学校の担当者に確認してみてください。
「1コマは何分ですか?」
「1日・1週間の合計授業時間は何時間ですか?」
各学校が独自に決めているコマ数の数字トリックに惑わされず、実際の「授業時間」をベースに検討することで、現地に着いてから思っていたのと違った…という事態を防ぐことができます。限られた留学期間を無駄にしないために、事前の確認を徹底しましょう。
シンガポールは「〇時間」
シンガポールのほとんどの語学学校はコマ数ではなく「1日〇時間x5日間」といった分かりやすい時間数で提示しています。これはシンガポールの学生ビザ条件の1つに「週15時間以上のコース」という規定があることが大きな理由です。そのため「1日3時間x5日間 計15時間」がシンガポールの語学学校の最も少ない授業時間数です。
国によって学生ビザの維持に必要な授業時間数は異なります。自分が留学する国の学生ビザ規定では週何時間以上が必要かも留学エージェントや語学学校に確認することをおすすめします。
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